Amazonビデオで鑑賞した作品記録です。
『ロックアウト』
宇宙監獄が乗っ取られてしまうアクションSF。
本日もネタバレ少なめにお話します!
『ロックアウト』 あらすじ
2079年。
地球で重犯罪を犯した囚人たちは、
宇宙に作られた刑務所へ送られる。
地球から隔離された宇宙刑務所「MS-1」は、
コールドスリープによって500人の囚人の完全管理が行われ、
脱獄不可能なそのシステムから
「宇宙のアルカトラズ」と呼ばれていた。
しかし、ある事件をきっかけに囚人全員が目覚め、
刑務所は最悪の宇宙要塞と化した。
元CIAエージェントのスノーは、
人質となってしまった大統領の娘を救うために、
単身で宇宙監獄に送り込まれる。
500人の囚人だらけの監獄から、人質となった大統領の娘を助け出す、
SFスペースアクション。
『レオン』の監督、
リュック・ベッソンが製作・脚本に関わっています。
『フィフス・エレメント』以来、15年ぶりのSF作品!
500人に立ち向かう主人公、
エージェント スノー役は、
ガイ・ピアースが演じています。
個人的なお気に入りキャラは、
囚人のハイデルとアレックス。
典型的な頭脳派キャラと、イカれたヤツのコンビで、
いかにも漫画的な設定がいい感じでした。
リュックベッソンの映画の悪キャラは、
個性が強くて良いですよねー
ツッコミポイント満載な95分を楽しめる。
最初に言っておきます。
この映画、笑いましたw
私のような、ツッコミ体質の方はたまらないでしょう。
挙げたらキリがないので、ツッコミポイントを一部だけご紹介。
もうこれは、誰が観てもあの映画。
主人公 スノーは、とんでもないタフガイ。
一人で潜入し、出会いがしらに攻撃を仕掛けて、
反撃を受けながらも気合と根性で敵を倒す。
そして、無線で司令官から「大丈夫か?」ときかれると、
傷だらけなのに、ニヤリとブラックなジョークで返答。
もう、これ『ダイ・ハード』じゃんか・・・w
実際、WEBのレビューも、大勢のツッコミ体質な方が、
「マクレーンかよ!」って言ってますw
SFダイ・ハード感はハンパじゃありませんが、
割り切って観れば面白いです!
(↑このブログで、何回もこのセリフ言ってるような・・・)
冒頭のCGは、かなりチープ
冒頭の追っかけシーン。
結構大事なシーンだと思うんですが、
絶対ここに予算かけられなかったんだな・・・
と分かるザンネンなチープさです。
「『ウルトラバイオレット』かよ!」
でもそのかわり、宇宙監獄などの肝心なところは
予算をしっかり配分したのか、
ガッチリ作りこまれてたので安心しました。
でも最初のCGシーンは大事だから、
しっかり作ってほしかったなぁ・・・w
無駄な設定どころか、大事な設定すらも省いている
「何で、この内容を1時間30分に収めたのか分からない!」
この映画で一番のツッコミポイントです。
話は、全編早送りしてるかの如く、進行が速いです。
よく言えば無駄がない。あっさりしている。
そして、宇宙が舞台の映画ですが、
地球でもしっかり話があります。
これは別の映画にしてもよかったんじゃないかな・・・
という蛇足感がありますね。w
そして、「え?アレでいいの?」
「あれだけ苦労したアレは、結局何なの?」
などなど・・・
頭にクエスチョンがついた状態でエンドロールに入ります。
そしてエンドロール(本編に無関係の曲)が難なく終わります。
・・・再生終了。
「おおーい、何もないのかーいw」
というあなたのツッコミで、オチがつく作品です。w
まめちしき?:監獄つながりで「網走監獄」とコラボ
すごいインパクトのPRですよね・・・(笑)
でもよくニュースを読むと、
「網走刑務所」を観光用に移設・公開している、
「博物館 網走監獄」とのコラボでしたw
まあ正直、
「それでも、こんなコラボやっていいのか感」は有りますけどね^^;
いやぁー ツッコミが追いつかない作品だわ・・・
まとめ!
B級SFボケ倒し作品
『ガイ・ピアースのスペース・ダイ・ハード』~急ぎ気味~でした!
なんだかんだ言いましたが、結構楽しめました!
「注文した商品と違う商品が来たけど、
食べてみたら意外と美味しかったです!」という感じw
SFとしてザンネンだったのは、
メカとか武器とかに印象深いものがない点。
2079年の未来設定なのに、未来感が感じられませんでした。
現代が設定の『ミッション・インポッシブル』の方が
この映画より先のテクノロジーを使ってるような気がするw
ストーリーも王道を行こうとしてはいますが、
詰めが甘い!なのに、はしょりすぎ!
もうちょっと、未来型SF映画として、
デザイン・ストーリーに
作りこみがあったらいい作品だった!
粗が目立ち過ぎる作品ですが、
自分の期待に対して、
別の形で応えてくれた オモシロ映画でした^^
『ゼロ・グラビティ』観た後だと、
宇宙のシーンも、なかなかツッコめますよw