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隠れた名作!オークの誇りに涙!映画『ウォークラフト』レビュー

本日もAmazonプライム・ビデオで鑑賞した映画の記録です。

『ウォークラフト』

中世ファンタジー世界にオークが攻め込んでくる話。

本日もネタバレ少なめにお話します!

 

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『ウォークラフト』 あらすじ

ウォークラフト (字幕版)

自然美しい王国 アゼロス。

人間たちの楽園だったその国は、

驚異的な侵略者の突然の接近によって危機に瀕していた。

 

戦闘民族であるオークが、

滅びゆく故郷を捨て、

新たな定住地をアゼロスに求め、

人間達に戦いを挑もうとしていたのだ。

 

アゼロス王国はオークとの全面戦争を決意するが、

その状況で、あるオークがこの戦いに疑問を抱き、

ひとり、軍勢から外れた行動に出る・・・

剣と魔法の世界にオークが攻め込んでくる、

ファンタジー戦争映画。

海外でギネス記録を持つ、人気ネットゲームの映画化作品です。

 

さすが原作がゲームだけあって、

設定やワールドデザインががっちり固まってます!

 

剣と魔法の世界に新鮮味がなかったからか、

アメリカの興行収入は失敗だったようです^^;

 

ただ、さすが世界的に有名なゲーム。

世界的に見ると『バイオハザード』シリーズを超えた成功となり、

ゲームを原作とした映画の歴代1位となりました!

 

残念ながら、日本語版の無いゲームだったので、

この映画の成功は日本でも難しかったようですが、

このゲームに触れたことが無かった自分も楽しめました!

 

すこしCG感が強い作品で、

背景と人の質感に違和感を感じたり・・・

といった部分もありましたが、

凄くストーリーが好みの作品です。 

 

出演陣に関しては、

オーク族でも人間に近い、

”ハーフオーク”の女性 ガローナを演じた、

ポーラ・パットンが良かったです。

 

見た目では分からない、斬新な映画!

そのファンタジーな作風・世界観から、

『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズと比べてしまいがちですが・・・

 

かなり良い意味で裏切られました!

 

”ここが違うぞポイント”を3つ挙げて、

感想と一緒にご紹介します!

 

1.最初からみんな戦闘レベル高い!

これはキャラクターの成長物語ではなく、戦争映画です。

出て来るキャラクター達は、

今までの経験・修行を積み重ね、

手になじんだ武器で戦いを迎えます。

キャラクターの一人ひとりが、最初から最後までカッコいい!

 

2.細かい説明が無し!

作りこまれたファンタジー世界ではありますが、

そこで撃つ魔法や、魔法生物などに説明がほぼありません!

確かに、その世界の住人からしてみれば、

「最初からあるもの」ですからね。

 

この部分に関しては、

「分かり辛い!」

とネットで否定している方も多く、

人によって評価が分かれているようです。

 

でも、その説明しない感じが

自然な印象がして、良い!

 

説明がないおかげで、テンポの良い展開となり、

その上、世界観もよりリアルに感じることができ、

余計なことを気にせず、ドラマのある展開に身を任せながら、

映画を集中して楽しめたと思います。

 

3.オーク側の話がしっかり描かれている!

他の映画では「ウギャー」「ギャボー」とか奇声をあげて、

攻め込んでくるオークたち。

 

この映画を観た後は、

今後、他の映画でオークが出てきた時に

その声すら誇り高い雄たけびに聞こえてしまうくらいの、

オーク側のドラマに胸を打たれます。

 

「オークと人間の話を1:1にしよう!」

という事で脚本が作られたそうで、

あくまでもオーク=敵の設定ではない、

複雑な作品に仕上がっています。

 

族長に従い、他の土地を侵略して生きてきたオーク軍と、

勿論、それを阻止しないと滅んでしまう人間軍。

どちらも家族・一族を守る戦いなのです。

 

この映画の観客が一番その実情を知っているわけで・・・

人とオークが剣と斧を合わせて、バタバタ倒れる度に、

この戦争の辛さがガシガシ伝わってきました。

 

 まめちしき:ダンカン・ジョーンズ監督について

この映画の脚本・監督をされている、

ダンカン・ジョーンズ監督。

彼の作品は観たことがなかったので、

彼について調べてみました^^

(主にwikipediaより調べました。)

 

実は彼はデヴィッド・ボウイの息子です。

ボウイの4thアルバム「ハンキードリー」に収録の

「Kooks」という曲は、息子の誕生に向けて歌った曲とのこと。

ハンキー・ドリー<2015リマスター>

ハンキー・ドリー<2015リマスター>

 

 

監督としては3作品に携わっています。

残りの2作品もご紹介します^^

 

 『月に囚われた男』
月に囚われた男 (字幕版)

監督の初 長編作品。イギリスのSFスリラー。

サム・ロックウェル主演。

 

1台の人工知能コンピューターと一緒に、

3年間契約で資源採集のために月に滞在する男の話。

 

当初、劇場公開の予定がなかったが、

サンダンス映画祭で好評だったため、劇場公開へ。

スマッシュヒットとなり、監督の知名度も一気に上がりました。 

 

『ミッション:8ミニッツ』
ミッション:8ミニッツ (字幕版)

監督の2作目。アメリカのSFテクノスリラー映画。

ジェイク・ギレンホール主演。

 

列車爆発事故の謎を明らかにするため、

犠牲者が死亡する8分前の意識に潜入して、

事故に遭遇する状況を追体験する男の話。

 

オリジナリティとスピード感あふれる脚本が好評のようです。

 

 

どちらの作品も未見でした・・・

今後観る予定リストに入れておきます!

 

※翌日追記

  早速、『月に囚われた男』を鑑賞しました!

  気になる方は下の記事リンクから、是非!)

 

www.chiramix.com

 

 

 

まとめ!

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ただの剣と魔法のファンタジー世界じゃない!

オリジナリティのある、埋もれた名作映画!

 

凛々しい外見と、誇らしい内面。

こんなカッコいいオークを描いた映画は、

観たことがありませんでした。

 

人間サイドの話も普通に面白いのですが、

私は、オーク側の主人公格である、

デュロタンにどっぷり感情移入。

あるシーンで図らずもウルッときました・・・

 

続編があることを前提に作っている作品なので、

気になる伏線が多く残されているのですが、

監督はまだ製作していないそう・・・

是非次が観たい、ドラマティックな映画でした。

 

Amazonプライム会員は無料で観られる間に観られましたが、

もうすぐその特典が外れる映画との事。(一時的なものかもしれません。)

気になる方はぜひお早めに^^

ウォークラフト (字幕版)

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